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2019/12/20
- イベント
【開催レポート】人生100年時代。支援の「今」と「これから」を考える『公開講座2019』を開催
東京通信大学の教育を広く一般の方々にも知っていただくため、9月7日に行われた「プログラミング教育」に続き、「人生100年時代」をテーマとした『公開講座』を12月14日に新宿駅前キャンパス(総合校舎コクーンタワー)にて実施しました。
今回のテーマは『人生100年時代。~考えよう、支援の「今」と「これから」~』。
伸び続ける日本人の寿命、他方で少子高齢化と人口減少。「老後2000万円問題」も浮上し、不安がいっぱいの長寿時代を迎えます。年金・医療保険・介護等・・・日本の社会保障問題や、高齢者施設や孤独死の問題等、本学の指導陣による講義を通し、受講者と一緒に考えていきました。
まず1限目には、本学の増田 雅暢教授(人間福祉学部 学部長)が「人生100年時代の社会保障はどうなるの? 」をテーマに講義を行いました。
ニュースなどでも話題になった「老後2000万円問題」。受講者からは「年金が破たんするのでは?」「自営業では年金受給額が少ないので心配だ」といった意見も飛び交いました。
具体的なデータを基に、積極的な「自分年金」づくりの制度や基礎年金の繰り下げ受給などを紐解き、今後我々がどのようにすればこの問題に立ち向かえるのかを解きました。
2限目では、「今、地域で人を支援するということ」をテーマに、本学の教員3名が「精神保健分野」「高齢者分野」「保健医療・看護分野」の専門領域における支援の現状と課題、その中で支援するということの「楽しさ」と「難しさ」を語りました。
人間福祉学部 教授 高橋 紘士(モデレーター)
人間福祉学部 助教 添田 雅宏(専門領域:精神保健分野)
人間福祉学部 准教授 矢野 明宏(専門領域:高齢者分野)
人間福祉学部 助教 松浦 真理子(専門領域:保健医療・看護分野)
質疑応答では「今自分の職場で起こっている問題の改善策について」や「地域包括支援のためにどういう心を持って接すればよいのか」など具体的な疑問が寄せられました。公開講座終了後にも、登壇者に質問する受講者の姿なども見られました。
本学では、これからも時代のニーズや課題に目を向け、人材開発や研究に取り組んでいきます。
■ 関連リンク
東京通信大学「教員紹介」