メディア情報
2024/04/25
- メディア情報
斉藤 典明 教授・村田 洋 教授が知的財産高等裁判所 専門委員に任命(再任)されました
本学 情報マネジメント学部 斉藤 典明 教授と村田 洋 教授の2名が、2024年4月1日付で知的財産高等裁判所 専門委員に任命(再任)されました。
家電製品や医薬品など、私たちの生活のあらゆる場面で活用されている高度な技術や実用的・創作的なアイデア。これらを指すのが「知的財産」です。近年では、生成AI技術の登場により、知的財産に関する議論も活発化しています。
知的財産に関する訴訟では、幅広い分野における先端的で高度な専門的技術が問題となる場合が多く、裁判の迅速かつ適正な処理には、専門家による技術的な知見に基づいた説明が不可欠。この重要な役割を担うのが、民事裁判における「専門委員」制度です。公立・中立な立場から専門的な技術について説明を行い、裁判官の判断を支える重要な役割を担っています。
知的財産権関係の専門委員には、各分野の第一線で活躍する研究者や弁理士などが任命されており、本学からは情報マネジメント学部 斉藤 典明 教授と村田 洋 教授の2名が任命されています。
本学では、「知的財産と法」などの科目で、知的財産の活用事例や知的財産に関する紛争事例を交えながら、学生が実務に役立つ知識を修得できるようカリキュラムを構成しています。
今回の2教授の専門委員任命は、本学の知的財産権に関する教育・研究活動が評価された証であり、今後も学生の育成と社会貢献に努めていく所存です。
斉藤 典明 教授
奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 情報システム学専攻 博士課程修了。博士(工学)。日本電信電話株式会社 セキュアプラットフォーム研究所を経て、法政大学兼任講師、知的財産高等裁判所 専門委員、情報処理学会 コラボレーションとネットワークサービス研究会 顧問、情報処理学会 理事などを務める。専門は情報共有、知識共有、情報セキュリティ、メディア教育。
村田 洋 教授
修士(法学)。博士(工学・九産大)。経済学研究科 博士後期課程満期退学、医学研究科 博士課程退学、工学研究科 博士後期課程修了。経済学修士、商学修士、修士(学術)。前職の産業医科大学で、医療経営分野の研究者として奉職。病院開業支援コンサルタントとして活躍。現在、クリニックの理事長、大学や研究機関等の講師、ラジオ放送のコメンテイタ-としても幅広く活動。日本会計監査学会副会長、日本経営管理学会副理事長、日本商学研究学会専務理事、その他理事多数。東京高等裁判所・東京地方裁判所及び大阪地方裁判所所属 医療訴訟部門 専門委員(最高裁判所任命)。
<関連リンク>
知的財産高等裁判所
メディアの皆さまへ(取材など)
教員紹介
情報マネジメント学部