学生・卒業生の声
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【学生×教員座談会】社会福祉士/精神保健福祉士 国家資格の取得を目指して
スクーリング・実習に参加した学生に実習で学んだことや国家試験に向けての意気込みなどを座談会型式で聞いてみました!
参加者プロフィール
加藤 慶先生
田中 順子さん
三村 裕太さん
高橋 方子さん
参加者自己紹介はこちら(前編「大学での学び編」)へ
スクーリング・実習編
スクーリングでは、対面とオンラインで同じ目標を持つ学生たちと交流。
- 加藤先生
- 皆さん、スクーリングはどうでした?3年生からは新型コロナウイルスの影響でオンラインになってしまったところもありましたが。
- 田中
- 1・2年生の頃は大学に来て、対面でのスクーリングでしたが、それはすごく刺激になりましたね。皆さんの悩みとかを聞くと、同じようなことで悩んでいるんだなぁと思って安心したりしていました。
- 高橋
- 対面とオンライン、それぞれの良さがあったかなと思います。直接会ってのスクーリングがあったからLINEのグループができたり、メール交換したり。コロナ禍で全国の学生をミックスしたオンラインのスクーリングは一層刺激的でした。WEBだとその人の生活感が画面の後ろに映るので、みんなその生活の中で授業を受けて頑張っていると思うと“戦友”のようにも感じて(笑)。
- 加藤先生
- なるほど。学生同士の交流の仕方もそれぞれ違って良い面がありますね。
※新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、適宜オンラインによる代替措置を行っています。通常、資格取得に必要なスクーリングは、本学の3つのキャンパスにて実施します。
施設や病院での現場実習を通して、現職との違いを経験。
- 加藤先生
- 実習はどうでしたか?やっぱりこれが一番の山場だと思うんですけど。
- 三村
- 僕の場合は、作業療法士の実習を昔経験しましたし、精神科病院での勤務経験もあるのでそこまで負担は感じなかったです。でも普通、初めて現場に行くってなったら不安は大きいですよね。
- 加藤先生
- 作業療法士と精神保健福祉士では専門性が違うところで学ばれて、何か違いは感じましたか?
- 三村
- 感じましたね。リハビリ職だと指導的になりがちなんですが、精神保健福祉士は指導ではなくて「支援」なんですよね。本人の主体性を重んじるので、安易に物事を言わないんですよ。自分の価値観や先入観ではなく、その人が持っているものを引き出す、というのが大きく違うところで。経験がある分、意識を変えるのが難しく感じました。
- 加藤先生
- それは貴重な経験をされましたね。その辺りはお二人もあるんじゃないですか?介護職と社会福祉士の違いとか、他業種から入ったからこその見方とか。
- 高橋
- 私が日頃関わっている施設の利用者さんは、地域で一人で暮らすのは難しいという方々なんですが、実習先は地域の就労継続支援の事業所とデイケアで。地域で生活しているから自立していて、意志がはっきりしている方が多くて、つい日々関わっている利用者さんと比較してしまうところがありました。関わり方や声の掛け方など全てが勉強でしたね。実習指導者の方にも恵まれて、いろいろアドバイスをいただいて。
- 加藤先生
- 田中さんは実習前、不安が大きかったようですが、いかがでしたか?
- 田中
- そうですね、今まで経験したことのない地域包括支援施設での実習だったので緊張していましたが、「地域に密着した支援」というのがすごくいいなと感じて。軽度の認知症の方が寄り道のように来られて、話を聞いたり、一緒に携帯を買いに行ったり。私もいろいろな現場へ連れて行ってもらえて、ものすごく貴重で、この実習が本当に好きでした。最終的には地域包括支援に関わる場所で働くことが目標になりました。
- 加藤先生
- 地域包括支援に進みたいとは、それは良い出会いになりましたね。
- 田中
- 目標が見つけられましたし、実習は講義以上に得られるものが多かったかなと感じます。
万全の国家試験対策で、合格に向けてしっかりとサポート。
- 加藤先生
- 実習が終わって、いよいよ次は2月の国家試験が近づいてきましたけど、今の気持ちはどうですか?
- 三村
- 不安はとにかく大きいです…。専門教育科目の中でも、社会保障論とか文字でしか覚えられていないことは頭になかなか入ってこなくてちょっと大変ですね。今はまず、スマホの過去問アプリを使ってできるところからやっています。テキストを開くと文字ばかりでげんなりしちゃうので。
- 高橋
- 私は実習が終わって燃え尽きちゃった感じがあって、テキストも持ち運びしやすいようにバラバラにしたんですけど、そこからあまり進んでいないので、どこかで気持ちを切替えていかないと…。
- 加藤先生
- 勉強していると不安が出てくるかもしれませんけど、4年間で土台はきっちり作っていますので自信を持っていいと思いますよ。それに通信制大学の学生の合格率って高いんですよ。社会経験がある方が多いので問題意識が高いんです。本学の学生の模擬試験の結果を見ても、全国的にもレベルはすごく高いので。
- 田中
- へぇ~!でも私は最下位の方だと思います…(笑)。
- 三村
- じゃあ僕はその上かな?(笑)
- 加藤先生
- あとは本学が提供している国家試験対策をしっかり活用できれば。本学では無料の国家試験対策コンテンツをたくさん提供していますし、これから新たに企画しているコンテンツもあるので。合格に向けてしっかりサポートしていくので安心してください。3月には「受かりました!」ってお電話お待ちしてますね!
資格取得後は、身に付けたスキルを福祉業界のあらゆる場で活かしたい。
- 加藤先生
- 卒業まであと半年を切りましたが、卒業後はこんな仕事をしたいとか、目標はありますか?
- 三村
- 精神保健福祉士の資格が取れたら、今の病院で退院支援により力を入れて、マネジメントももっとやっていきたいなと。そこで経験を積んだ後は、地域の支援にも携わりたいです。身寄りや保証人がいなくて退院できないという方もいるので、住宅支援、ハウジングファーストといった取組みにも関わりたいですね。
- 高橋
- 私は、今関わっている利用者の方々が高齢になり、親御さんが亡くなると成年後見をしてくれる人がいない、ということも問題として感じるので、将来的には成年後見の仕事も考えています。そのためには学びを続ける必要があると思いますが、先のことはまだまだ模索中です。
- 加藤先生
- 社会福祉士は成年後見人の需要がとても高いので、今後そういった道もありますよね。
- 田中
- 私はひとまず社会福祉士の資格を取得できてから、どうしていくか考えようと思いますが、将来的には、やはり地域包括支援に関わる仕事がしたいですね。
- 加藤先生
- ありがとうございます。ところで、皆さんキャリア・サポートセンター※の求人は見ていますか?求人が大量に届いていますので、ぜひチェックしてください。福祉業界はコロナ禍による影響はさほどありませんし、資格があるとやはり強いですよね。
※「キャリア・サポートセンター」では、正科生を対象に求人票や就職関連情報についての情報提供を行っています。
東京通信大学への入学を検討している方へメッセージ。
- 加藤先生
- 本学への入学を検討している方に何かアドバイスすることはありますか?
- 高橋
- 通信制大学って、通学制と比べると同レベルに見られないこともあるかもしれないですけど、新型コロナウイルスの影響で通学制もオンライン授業になっているので、変わらないですよね。逆に「こっちの方が最先端じゃん」っていう。どちらがいいというのも自分の生活スタイル次第かなと思います。とにかく悩まず行動、ですね!
- 田中
- そうそう。私も入学前はいろいろ悩んでいましたけど、今思うと時間がもったいないですよね。悩んでいる暇があったらまず行動して、それで学費のこととか何か問題にぶち当たったら大学に相談してみるとか。教育ローンや奨学金制度が使えるかもしれないし。
- 三村
- 通信制のメリットって、働きながら学べて、かつ幅広い年代の人たちと関われることかなと思っていて。それって人生経験としてすごくプラスだと思うんです。今の高校生には積極的に通信制大学を選択肢に入れてほしいですし、年齢を重ねた人でもぜひ入学して学んでほしいです。
- 高橋
- 入学した後は時間の確保とか、勉強へのモチベーションの維持とか大変なこともありますけど、入学を決める今が一番辛いですよね。自分の気持ちと闘わなければならないので。それを乗り越えれば先生も学生もいるので、頑張って決断してほしいです。
- 加藤先生
- 皆さん、大学で様々な学びを経験されたことで、一つの自信に繋がっているような感じを受けますね。
―――――――――本日はありがとうございました。
※記載内容はすべて2021年11月取材当時のものです。
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